車のイモビライザーとは?どんな仕組みなの?
皆様は車の鍵の種類で、「イモビライザー」とはご存知でしょうか?
名前だけ知っているもしくは、聞いたことが有るといった方も多いのではないでしょうか。
今回はそのような「イモビライザー」についてまとめていきます。
イモビライザー
イモビライザーとは、簡単に言うと従来の車のキーを使用するオートセキュリティガジェット(防犯安全装置)です。
このキーは、開口部のピンがキーパッドと同期することで回転し、モーターが作動します。
キーは複製したものだけで認証できるため、侵入したりエンジンをかけたりすることはなんとか可能だった。
そこで、このセキュリティの抜け穴に対処するために考案されたのがイモビライザーキーです。
鍵の頭部には、イモビライザーチップと呼ばれる小さな集積回路が搭載されています。このチップに刻まれたIDコードと、車両本体に記録されているIDコードを照合します。これが一致すると、エンジンがかかるという仕組みです。キーと車のIDが一致しない限り、エンジンは始動しません。
IDは暗号化技術により無数の組み合わせで構成されており、現時点では複製は不可能と考えられています。そのため、仮にキーを複製して車両にアクセスできたとしても、IDが一致することは不可能に近いため、エンジンをかけて走行することはほぼ不可能です。
このようにイモビライザーは、乗り逃げや盗難などの犯罪を格段に減らすことができる、大変画期的なシステムです。
余談にはなりますが、イモビライザーキーの内部に搭載されている部品(イモビチップ)は、「トランスポンダ」とも呼ばれるため、イモビライザーを「トランスポンダ」または「トラポン」と呼ぶこともあります。
また、車の鍵の種類についてはコチラをご参照ください。
▷▶︎車の鍵の種類はこちら
イモビライザー有無の確認方法!
では、お使いのリモコンキーやスマートキーにイモビライザーが組み込まれているかどうかはどのように確認したらよいのでしょうか。
イモビライザーは車や鍵の内部に搭載されてます。
外から見た限りでは搭載の有無は判定できないので、外見だけで判断する事はほぼ不可能です。
どうしても鍵で判断したい場合は、キーのヘッド部分を分解し、イモビチップの有無を確認するよりほかはありません。
しかし当然ですがこの方法での確認は、鍵やヘッド部分を破損させる恐れがあります。鍵の分解はお控えください。
お問い合わせ
東京、神奈川、埼玉で年間実績1,000件以上!
玄関.金庫.シャッター等、鍵の緊急トラブルにすぐ駆け付けます
経験豊富な職人が誠心誠意丁寧な仕事でお客様の「困った」を解決します。
合鍵の複製、錠の取り付け交換などで鍵屋をお探しの方は当店へ、
お気軽にお問い合わせ下さい。
前の記事へ
« 最近やたら流行りのスマートロックって何?次の記事へ
鍵 入るけど回らない(ストライク!?)〜原因と解決方法〜 »